鳥みたいにさ

飛べたらいいな って思うんだ



飛んでいけば いつの間にか

嫌な所から逃げられて

自分しか居ない所にだって行けちゃうんだ



みんなより

ずっとずっと 高く飛べば

みんなを見下ろすことだって出来る



広い広い世界を

独り占め



でも さ



手を伸ばしても 誰もいなくて

ひとりで泣いていても 誰も来ない



それは 寂しいかも



今の私が ちょうどいい



短い足で 走っても

誰かに追いつかれてしまう

けど

それがちょっと 嬉しかったり




飛べない私




+あとがき+
10/30(31)から04/10の間、拍手お礼小説として使っていた小説です。
随分と長いこと使ってました。お疲れ。
今度は絵も描きたい、なんて思ってます。


2007/04/20 優香


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